暑い夏
2018年の夏は酷暑と表現しても良い暑さですね。
お盆あけ、そして台風の影響が残る中、モーターサイクルセラピー協会本部にてBASIC講座を開催しました。
今回は新潟市在住の女性
家庭内の環境が変わり、何かやってみたいといった思いから、家族とバイクで出掛けてみたい。
こんなきっかけから今回の受講を決めて頂きました。
免許は大型二輪免許をお持ちですが、乗車機会は1〜2年程度
気がついたら直近10年以上は全くバイクに乗っていないとのこと
僅かに乗っていた時にもちょっとしたトラブルに遭遇した時に、対応仕切れなかったところから運転が不安になり、自信が持てないとのことでした。
1日のBASIC講座開始
午前中は現在の状況をお聞きしながら、座学でBASIC講座の3ポイントをお伝えして、理解を深めていただきました。
午後は停止している車両を使って、バイクとのコミュニケーションを図って行きます。
午前まで台風の影響で濡れていた路面は乾き始めましたが…
北陸地方で40度を超える気温となった翌日でもあり
猛烈な蒸し暑さの中では、停まっているだけでも身体に堪えます。
車両の押し引きについて実技を重ねる頃には、汗だくになってしまいました。
小休憩で水分補給を行い
いよいよ乗車して発進と停止です。
今回はレンタルの車両を用いているので、車両にも慣れが必要です。
ブレーキの感覚、アクセルとクラッチの調和など
動作を繰り返して行い、操作の感覚を掴んでもらいながら
発進・停止動作の中に3つのポイントを取り入れていく事で、次第に操作もスムーズになってきました。
発進停止の基本動作を更に身につけるために場所を移動
発進停止から一定速度にスピードを乗せての走行へ
やはり大型二輪免許まで取得していたこともあり
身体は動きをしっかり覚えていてギヤチェンジもスムーズにこなして行きます。
いくつかの操作を更に付け加えながら
左方向のカーブを習得していきます。
多少の風が当たるとはいえ、蒸し暑さの中では長時間の走行は身体の疲労が心配です。
右方向の走行も進めて行きました。
右の途中でカーブを曲がり切った低速で
ふらつきから車両を倒してしまいました。
ギヤチェンジのタイミングを急ぎ過ぎたことから、失速してしまったようです。
幸い車両が倒れただけで、怪我も無く
その後は走りを修正しながら走行を続けていきました。
夕方はいよいよ一般道へ
一般道の走行は不安も有ったようですが、短い距離でゆっくりと市街地を走行して頂きました。
走行後の感想
「少しだけ不安感が軽減したような気がします。今後も乗り続けたいと思います。」
暑く厳しいコンディションの中でしたが、不安を解消し、自信を回復できる講習になりました。